こんにちは。カナダに移住したアクセサリー作家兼業webデザイナーの石黒苑子です。

カナダはBC州は8月だというのに冷房なしで十分に過ごせる気温で、暑いのが苦手な私にはありがたい限りです。

さて早速ですが、これから売上を伸ばしたいハンドメイド作家の皆様

HPを持つべき？インスタグラムで十分？と悩んだことはありませんか？

今日は日本在住時自営業アクセサリー作家を約２年自営業として真剣に取り組んできた私が、webデザイン、HP構築の知識を得た今、ハンドメイド作家がHPを持つ意味を考察しました。

ハンドメイド作家HPを持つメリット

まず、これから売上を伸ばしたい、新規顧客様を獲得したいハンドメイド作家、クラフト作家はHPを持つべきか？

私は持つべきと考えます。理由は

• お客様の作品購入の不安を和らげられる
• イベント販売への誘導、将来のお客様獲得への確率アップ
• ネットショップでのご購入の後押しになる

効果が見込まれるからです。これからひとつずつ記していきますね。

お客様の作品購入の不安を和らげられる

「何でこんなに自信のある作品なのに売れないの？」

イベント出店した際、こう思ったことがありませんか？私は何度もあります。

「こんなに手がかかってるのに。高くもないのに。」と今思えば勝手なことも思ってました。

今作家業から少し距離を置いてみると分かるのですが、お客さんにしてみれば目の前にいる私が何者なのか？分からないんです。無意識の中にも「裏付けのない個人にお金を払う」ってすごい不安ですよね。単価の高い金額ならなおさら。

始めたばかりなのか？どんな思いで作品を作っているのか？作家本人はこだわりを持っていても、作品を一目見てもらってその場ですぐに分かってもらおうというのは、やっぱりちょっと難しいんです。いくら対面でその人の雰囲気や作品そのものの魅力が分かるのだとしても。

知名度もなければ、企業や組織、知名度の高いブランドに裏付けられた「この人は信用に足る人物なんだ」という保証もありません。自分がお客様ならば、と考えると分かりやすいかと思います。

そんな一般的に言えばバックグラウンドがあやふやな作家の「裏付け」をするのにHP所持は大きな力を発するのです。

インスタグラムでも充分？

もちろんインスタグラムもとても大事だし有益です。パッと見た特に印象はつかめます。

ただ、誰でも手間なく開設できるので、信頼感やインパクトという面では一歩上に出ることはできないのです。誰もがインスタグラムアカウントを持てる時代ですから、少しでも有利に働くものがあればそれだけで大きな差です。

インスタグラムでの大事な一人一人のフォロワーさんとの交流は代えがたいものがあります。私は何度も励まされ、支えられて作家活動をしてきました。

両方運営していくのが作家ブランド運営に効果的と考えます。HPと上手に連携していくとインスタグラムもより楽しくなっていくと思います。

イベント販売への誘導、将来のお客様獲得への確率アップ

理想はHPを見ていてイベント告知などから来たという状態です。気に入ったものがあれば買おうというマインドでいらしてる確率が高いので、購入される確率も、対面で沢山お話しして人としてより信頼感を得ることも可能です。

アクセスを集めてHPを先にご覧になっていてご来店いただくのは最初はなかなか難しいこですが、だからこそ早めにHPを持ってwebマーケティング的視点から育てておくのが良策だと思っています。

今、「webマーケティングとか、うさんくさい…」と思われたかもしれませんが、私もそう思ってたので、お気持ちわかります。

でも学んでいけば、結局インスタグラムで集客のためにやってたことと大事な部分は同じで

「自分の作品の情報を、魅力をどうやって沢山のお客様に伝えるか、その先のお客様の幸せにつなげるか」

なんです。

そのマインドを持って、ステージをgoogle 検索を中心にしたweb全般に広げて少し戦略を練る、といった感じです。

その中にもちろんSNSとの連携も入ってきますから、インスタグラムアカウントがあればHPと合わせてもっと有効に活用したいですね。

ネットショップでのご購入の後押しに

ネットショップでの購入への後押しには効果抜群です。前述のイベントでの対面とは違い、お客様はすでにインターネット環境にいます。そして判断材料はすべてインターネット上のコンテンツなのです。

しかし、人となりも見えない、作品について聞くこともできない状況で購入ボタンをクリックするのは対面販売よりもずっと不安の大きいです。だからこそ少しでも安心できる材料を揃えるのがキーとなります。

ワンクリックで世界観が明確に示されたHPを訪問できるなら、実際のお買い物中に気になるものを見つけた時により深く接客を受けるのと同じことですね。

さいごに

ここまで、HPを持つことの主なメリットをざっくり挙げてきましたがいかがっだったでしょうか。

もちろん、作品の魅力のみで勝負できる、物凄い作家さんもいらっしゃいますし、知人友人にも何人もいます。本当にかっこいいし、憧れの姿です。

でも私は残念ながらそうではありませんでした。

でもそれだからこそ、web制作と作家業とのかけ合わせで可能性を広げることに惹かれているのかもしれません。

お伝えしたいことが沢山ありすぎるので、また改めて後日記事にします。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

「メリットがあるのは分かったけどHPは持たないよ！作品一本でいくよ！」

という作品技術一本な方々のことも尊敬しています！

ではではまた！